発想が浮かばない、企画のアイディアやイメージが出ない時の方法

発想やアイデアがひらめく方法ってあるのかな

「あー、アイデアが思い浮かばねー」

「アイデアがひらめかない‥」

何か良いアイディアを必死に考えようとする時に限って、なかなか出てこないですよね。

今回、アイディアが全くひらめかない、もしくはぼんやりイメージはできているけど、もう少し形にしたい時に役に立ちそうな考え方をいくつかまとめてみました。

商品やサービス名などのネーミングに悩んでいる方は、以下の記事を参考にしてください。

商品や社名ネーミングのアイディアのための、企業名由来の一覧

アイディア ひらめき 発想

一代で会社を大きくした巨人、ソフトバンクの会社の創業者、孫正義さんは発明のアイデアに関して書籍でこのような考えを言っていました。

発明とはどのように起こるのか

(省略)

一つは問題解決法だ

(省略)

二つ目は水平思考だ。逆転の発想である

(省略)

三つ目は、組み合わせ方式である

-孫正義 企業の若き獅子より-

発明と発想の出し方は少し違うかもですが、考え方として興味深い内容なのでまとめてみました。

問題点を解決して商品や企画の魅力をあげる方法

この問題解決法は、日本人が得意な「改善」ですね。

例えば、掃除機の吸引力は良いけど音がうるさい場合、消音対策することで商品の魅力が上がりますよね。

くり返し改善する定番の方法ですね。

あえて逆張りして、発想する方法

二つ目の水平思考は、例えば丸い時計があったなら、四角にしよう、大きくてごっついお皿があるなら、小さくて薄いものを作ろう、といったように逆を狙う考えです。

この考え方の実例としては、コンビニでも一人暮らしが増えていることから容器の量を一人用にしたところ、売れ筋が好調なケースに当てはまるかもしれませんね。

関係ないもの同士を無意味に組み合わせて、発想する方法

三つ目の組み合わせ方式とは、全く関係ないもの同士を合体させて新しいものを作れるかどうかアプローチする考え方です。

具体的には、全く関係無いものを書き出し、それらをランダムに組み合わしていくシンプルな方法です。

実際、孫正義氏はこの方法に一番力を注ぎ、結果的に音声、辞書、液晶ディスプレイの三つを合わせて音声つき翻訳機を思いつき、最終的には契約金を得ることができました。

この方法なら、例えば何か商品作ってみたい、ブログを書いてみたい、企画を考えるなどどんな分野にも応用がしやすいのではないでしょうか。

他にもいくつか、方法があります。

無関係の人に相談してひらめきを得る

相談 アイディア 話し合う

一見すると矛盾しますが、知識や経験は時に新しいことをひらめかす障害になります。

なぜなら、経験がある人ほど「ここは、こうあるべきだ!」と業界や取り組みに対する固定観念やこだわりがあるから。

新しいことはむしろ無関係な人の方が、実は斬新なアイディアや発想をすることがあるんです。

可能なら、女子高生くらいの若い子の方が面白いアイディアを発案しそうですね。
(話す場面を作るのは、大変そうですが)

あえてアイディアを少し寝かせる

考えた時にすぐ答えを出すのではなく、少し時間をかけてアイディアを熟成させるのも1つの方法です。

中国の古代王朝、栄の国の時代に生きていた王陽明によると、アイデアが浮かびやすいのは「三上」という考え方があります。

三上とは、馬上、厠上、枕上のことを意味します。現代で置き換えるなら、移動の時やトイレの時、寝る時ですね。

この三つの共通点として、気持ちがリラックスしている時がポイント。

考えが煮詰まった時に、あえて日帰り旅行などで気分転換するのも良いかもしれません。

ブレーンストーミングでアイデアを出す

ブレーンストーミングとは、集団でアイデアを出して新しい考えを誘発させる方法です。

簡単にいうと社内会議をして意見を出す方法ですが、
その際ルールが設けられていることがポイントです。

1.批判をしない

2.自由な意見を歓迎する

3.質より量を重視

4.アイデアの組み合わせOK

年を重ねたり、その業界に長くいる場合、どうしても今までの成功体験などから考えてしまうので、
斬新な意見を出しにくいことがあります。

そこで人が出した意見に批判をせず、思いつきで話すこと、突飛な意見を楽しむこと、そしてたくさんの意見が出ることを目標にしてそこから組み合わせる方法です。

これらの方法は、改善というよりゼロから考える方法ですね。

企業によっては、商品モニターとしてお客さんをテスト使用してもらっていますが、
そこでブレーンストーミングをしたほうがよりいろんな角度の意見が集まるかもしれませんね。

マインドマップでアイデア作り

前半に提唱した孫さんの考え方やブレーンストーミングなどをベースにして、具体的に論理的にまとめる方法です。

資料作成や企画、コンセプトを考えるのに役立つ手法です。

マインドマップを提唱した人によると、書き方には
これらのようなルールがあるとされています。

その中の一部ですが、

一つのかたまりには、1ワードだけ

用紙に書く

テーマを一つセンターに置く

つなぐ線は曲線に

楽しんで書く

などがあります。

マインドマップ

このように、タイトルを決めてアイデアを掘り下げていきます。

いろんなマインドマップの利点として、視覚的に見やすいので全体像をイメージしやすい点です。

書いた人の脳に優しくイメージが入ります。

紙に書くことを推奨されているようですが、アプリでもたくさんあります。
私は無料のマインドマップを使っています。

Simple mind Lite

マインドマップはアイデアの掘り下げや整理にとても役立つ一方、他人が書いたものは、とてもわかりにくいと感じる不思議さもあります。

マインドマップは、どちらかというと文書として人に見せるものでなく、自分の中でメモやアイデアを昇華させることに向いているため、あまりルールにとらわれず自分の感覚で、掘り下げていくイメージで書いていくのが一番ではないでしょうか。

失敗を重ねてもある日突然ひらめく

失敗ばかりしていたのに、急に思いつくことがあります。

偶然、ある出来事を発見する体験をセレンディピティと言います。

セレンディピティがきっかけで商品になった例として、付箋で有名なポストイットができた事例があります。

ある時、接着剤の粘着について実験をしていた時、意図していた接着力を保持することに失敗したが、本にはちょうど良いのでは!として生まれたのがポストイット(付箋)です。

また、お客さんからもっとポテトを薄くしてよ、とクレームがきてその通りに対応して完成したのがポテトチップスです。

どちらも最初は意図していなかったことが、結果オーライとなって、ロングセラー商品になっています。

最後の最後は、いろいろ挑戦して失敗する泥くさいことも必要なんですね。

どの方法にも共通していることですが、
普段から考えているからこそ、アイデアがひらめき具体化することができるのであって
いきなり良い案が浮かぶわけではありません。

考え方も大事ですが、最後は一生懸命考えることが一番大事なのかもしれません。

ではでは

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