ネットで販売する方法もあるけど、お店で販売してみたいなあと思うことはありませんか。
実店舗の方が安心感があるし、実際にお店に並んでいるのを見たい気持ちもありますもんね。
私は、大学生時代からお店に作ったものを委託販売して6年くらいですがどのようにして委託販売したかについてや、
販売したらどれくらいお金がもらえるのか、委託販売の交渉をする時に知っていたら損をしないことを中心にまとめてみました。
個人でも問題なく、ハンドメイド作品を委託販売できる
目次
個人がハンドメイド作品を販売することは、悪いことではないかと思いがちですが、問題ありません。
食品や医療など、免許が必要なジャンル意外なら、ハンドメイド作品を売るのに特に資格は必要ありません。
ネットでも販売することはできますが、今回はリアル店舗で委託販売することに書いてみました。
雑貨店の販売者と交渉してみると意外と話しは聞いてもらえる
ハンドメイド作品を店舗で取り扱って欲しいけど、断られたらどうしよう‥
怒られたりしないかな‥
初めてお店に交渉する時って、ドキドキしますよね。
交渉する直前に、お客さんの波がすっと引くまで待つ時が一番緊張しました笑
私は、お土産屋さんにキーホルダーやスマホケースなどを委託販売していましたが、
多い時は10店舗くらいに委託販売していました。
委託販売先は、全て自分から飛び込んで交渉して、取引することが成立しました。
うさん臭く思われたこともあるし、話しをほとんど聞いてもらえないこともあるし、中には販売する場所を取るだけの価値があるのか、と説教されたこともあります笑
嫌なら、最初から断って追い返してよ、と今でも思うことはあります。
そういった経験から、委託販売の交渉した時感じたことについてまとめてみました。
お店の人は、常に売れ筋商品を探している
販売しているお店の人が常に考えていることを考えたことはありますか。
いくつかありますが、ほぼ全員が考えていることとして安定した売れる商品を増やしたい、と考えています。
当たり前のことですが、とても重要です。
もう少し具体的に考えると
他の店舗と商品が被りたくない
うちだけのオリジナル商品が欲しい
自分から新商品を探すのは面倒だ
なので、お店の人からするとあなたのハンドメイド商品が良いと思ってもらえれば
お店の人は、ハンドメイドの営業に来られて迷惑と思うことよりも、むしろ嬉しいはずです。
なので、ポジティブにとらえて売り込みに行くのは大事だと思います。
断られて当たり前くらいの気軽な感覚でお願いしてみる
ハンドメイド作品の委託販売をお願いしたけど、全然話しを聞いてもらえずに断られることも、もちろんあります。
わかっていても実際断られると最初は、心にダメージを受けます笑
頭でわかっていても心が納得できない感覚ですね笑
そもそも、初対面の人をいきなり信用するのも、難しいことですもんね。
なので、断られたけど手応えあったなーというお店の場合、もう一度お店を訪問して交渉するのもありだと思います。
商社などの営業では、契約を得るまでに4回は訪問すると聞いたことがあります。
直感で、このお店の人なら取り扱ってほしいなあと思ったら、粘りつよく交渉するのも大事だと思います。
商品説明だけでなく、意気込みアピールも好印象になる時あり
委託販売したいお店に交渉する時にやってしまいがちなのが、商品を置いて欲しいことをゴリ押ししてしまうこと。
初対面で、どこの誰かわからない人にいきなり押しかけられて、この作品がいいんですよ!と言われても、あんた誰だよ?と思う人も実際います。
人によりけりですが、ハンドメイドをはじめたきっかけや、お店の良いところを褒める、など雑談から話し始めるのもありと思います。
たとえ、委託販売として取引しなくても売れ筋商品や、はやりなどさらっと教えてくれる場合がありますからね。
パンフレットや名刺を用意
忙しそうだけど、とりあえず私のことを覚えてもらいたい、そんな時はパンフレットや名刺を置いて帰るだけでもいいと思います。
興味を持ってもらい、後日連絡がきて取引に繋がったことも、私は過去に何件もありました。
自信作のサンプル品を一個だけ置いて行くのも良いかもしれませんね。
委託販売の収益は、出品者が5-6割もらうのが相場
ハンドメイド作品に限らず、雑貨店の委託販売の相場はだいたい出品者に5-6割が取り分です。
千円でお店で販売した場合、6割ならあなたの収益は600円です。
結構、とられるでしょ笑
取り扱いをして欲しいがために、お店の言い分で販売すべきでしょうか。
販売価格の交渉について、3点まとめてみました。
値段は高めで強気に交渉しても問題ない
ものを販売する立場に回ると、値段や定価はあるようで実は無いことに気づかされます。
全員が納得する定価って、存在しないのです。
高いか安いかは、お客さんが決めて買うかどうか決めるので、
かかった時間や材料費などから、自分の感覚で販売価格を決めるのも1つの方法です。
なので、高くても問題ありません。高すぎると思われたら、売れないだけなので。
複数店舗で販売する場合、希望の小売価格を決めておく
いくつかの店舗で販売する時に、取り扱い商品が同じなら
お店で販売する最低価格を決めておく必要があります。
各店舗の値段を適当にしてしまうと、めんどくさい時があります。
A店舗には2千円で販売するけどB店舗では3千円で販売することは、B店舗からすると
「なんでうちでは、高く売らないといけないの」と不信感をもたれます。
出品者にとっては、売れたら良いと思っていても、お店からすると他の店舗より高い商品を販売させられることは
嫌がるところもあります。
なので、お店にはこの金額以上で販売したら、いくらで販売しても問題ないですよ、と伝えることで
トラブルを防止することができます。
売れ始めたら買取りにしてもらうことも交渉次第
商品が毎月安定的に売れるようになると、お店からの信用が高まり交渉がしやすくなります。
他の商品も置いてもらいやすい、よりお客さんに見てもらいやすい場所で販売してもらえるなどいいことが増えます。
また、委託販売から買取りに切り替えることも可能になる場合があります。
交渉次第ですが、4割から5割くらいで納品したハンドメイド商品を買取り契約にすることができます。
実際、雑貨店は買取りと委託販売で分けて仕入れているところは多いですので、
ハンドメイド作品が売れ始めたら買取りで交渉してみてはどうでしょうか。
委託先のお店によって、作品の売れ方は全然違う
同じハンドメイド作踏んでも、店の場所や知名度、他の置かれている商品との相性で売れるかどうか大きく違います。
数百メートルしか離れていない、チェーン店でも売れ方は変わりますから。
では、どこで販売すれば良いかについて、自分なりにまとめてみました。
お店と自分の商品の客層が近い店を探す
自分のハンドメイド作品と、お店の商品の相性はとても大事です。
高級なお皿を販売しているところで、レジンのハンドメイドを販売しても存在が浮いてしまいますし
千円くらいの安いポーチが並んだ雑貨店に、3万円くらいのカバンを販売してもお客さんはなかなか購入してくれません。
なので、できるだけ委託販売の店に溶け込める商品を納品することは、大事だと思います。
人気店で取り扱いしてもらえるよう頑張ってみる
チェーン店で取り扱ってもらうことで、適切な場所に置いてもらい購入してもらえる確率はグッと上がります。
でも、いきなりチェーン店は無理でしょ‥と思っても、人気店を狙いに行くことを諦めるのはよくありません。
好きな子がいるけど、人気高そうだから付き合えそうな子を狙う気持ちと同じです。
大きい店舗の場合は、すぐに取引は決まらないので何回かやりとりする必要はありますが、
個人で販売していても100店舗以上ある雑貨屋さんと契約したこともあります。
その時は、大きい店舗と知らずに交渉したので逆によかったかもしれません。
人通りの少ない店、個人の趣味でやっているような店では、いくら良い商品でも買ってもらうには限界があります。
販売ルートがしっかりしている店舗で取り扱いをしてもらうことも大事だと思います。
複数店舗で販売してみる
1店舗だけにこだわらず、3店舗くらいで委託販売をするのもいいと思います。
先ほど書いた人気店を狙いながら、他にも客層が合いそうな店を探すことで
リスクを分散できます。
実際に置いてみて、売れると思ったけどダメだった
逆に、ダメかなと思っていた場所で売れることがあったので、やってみないとわからないこともたくさんありました。
なので、1店舗だけにこだわらず、3店舗くらい管理できそうな範囲で委託販売をしてみてはどうでしょうか。
可能なら、まめに通える範囲で委託販売する
委託販売は納品して終わりでなく、むしろスタートです。
大事なのは、いかに良い場所で販売してもらえるか、です。
そのためにも、定期的に委託販売先を伺って、熱意をアピールすることも大事です。
足元近くにハンドメイド作品をを置くのか、机の上に置くのかで全然お客さんの見え方は違うので
結果的に、売れるかどうかも違ってきます。
どうしても、遠方でなかなか行くことができないならメールや電話などで、連絡できる体制を作るしかありませんが。
参考になれば幸いです。ではでは
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