仕事にも役立つ横山光輝の歴史漫画、三国志が最高に面白い理由

横山光輝の歴史漫画、三国志が最高に面白い理由

三国志の話しを読んだことはありますか。

あれ、めちゃくちゃ面白いです。

と言われても、「知らねーよ」と思う方も多いと思うのでできるだけ、できるだけわかりやすく説明できたらと思います。

3世紀末に成立した歴史書『正史の三国志』を元にして、後から書かれたお話しが『三国志演義』。

三国志の漫画では横山光輝、小説では吉川英治の『三国志』が有名ですが、どちらもベースは三国志演義です。

では、『正史の三国志』と『三国志演義』は何が違うかというと

  • 戦いの人数が水増しされている
  • 特定の人物に対する能力が上方補正されてヒーロー化されている
  • 『正史の三国志』にはない、演出の場面がある

なので、実際にあった話しだけど『三国志演義』は2割増しくらいにかかれているんだなくらいの感覚で、全然大丈夫だと思います。

魏、呉、蜀の3つの国をとって三国志という

三国志の舞台は、魏、呉、蜀の国が3つに別れたことから三国志と呼ばれています。

三国志として定着している三国志演義は、蜀の国に肩入れして美化して書かれています。

なぜかというと、一番弱いだったから。

一番弱いところを応援したくなる、半官びいき的なスタンスですね。

三国志演義の主役的な人物としては劉備玄徳で、その仲間が張飛、関羽、孔明も主役級の存在感を放ちます。

劉備玄徳と仲間以外の登場人物は、基本悪者的な感覚で物語は粛々と進みますが、躍動感のある三国志のストーリーは

歴史好きの方には、ハマるポイントがたくさん入っています。

時代は卑弥呼がいた弥生時代

三国志の時代、日本では卑弥呼が活躍していた時代です。

学校で習った「魏志倭人伝」。

中学校で一度は聞いたことある単語かと思いますが、この魏という言葉は、三国志の時代の国の名前です。

おまじないで国を統治している時代に、中国は戦国時代のような時代です。

ちなみに論語を生み出した孔子の時代は、日本では縄文時代と考えると中国は当時すごく進んでいますよね。

中二病的な心を横山光輝氏の三国志は満たしてくれる

中二病 

自分はなんでもできるような万能感を持った感覚、孤高を無駄に愛したくなる中二病には、横山光輝氏の三国志の漫画は相性が抜群です。

三国志は、天下統一を目指すお話しですが、夢や希望、挫折、など思春期に敏感になりがちなテーマのツボを刺激するアニメです。

スポ根漫画とは違った、生き方についても考えさせられる漫画だと思いますね。

三国志は全部30巻あるので少しボリュームはありますが、夢中になれば数日で読み切れる量なのも魅力的。

横山光輝の三国志から学ぶ新しい気づき

横山光輝氏の漫画、三国志を読んだことでいくつか知ったことがあります。

それらは、高校までの勉強だけでは絶対知ることのない世界です。

高校までの歴史の勉強って合戦の名前や将軍の名前など暗記が中心ですが、教科書では知ることのできないストーリーを横山光輝の三国志から知ることができます。

「んじゃ、具体的に何を知ることができるの?」

と思われる方もいると思うので三国志の漫画で発見することをまとめてみました。

孫子の兵法は、現代にもある名著

こんな言葉、聞いたことありませんか。

「彼を知り己を知れば百戦あやうからず」

敵を知り、自分のことを知っていれば100回戦っても負けることはないという教えです。

このような教えが、体系化されて今もなお戦略の考え方として、活用されています。

三国志の漫画は漫画でも読むことで、世界が広がるお得感があります。

昔の政治家は負けは、滅亡を意味する

中国の政治家は、覇権争いで負けることは滅亡に近くことを意味します。

たとえ、自分が野心がなくても、親戚の誰かが野心を持って謀反を起こして失敗すれば

自分にも飛び火する理不尽な連帯責任制度。

現代の中国人の政治家に凄みを感じるのも、今もなおその文化が受け継がれているからかもしれませんね。

キングダムにもでてくる秦の始皇帝の話しがある史記の存在を知る

三国志の漫画を読むことで、キングダムでもお馴染みの秦の始皇帝の時代があることを知りました。

名前だけでなく、どのような背景で皇帝になったのか、中国を統一して何をしたかというこう話しは

横山光輝氏の史記という漫画で知ることができます。

人気急上昇のアニメ、キングダムは登場人物のキャラを立たせた漫画なので見るのは面白いですが、

もう少し冷静に知りたいなら、漫画で書かれた横山光輝氏の史記の方が面白いと思います。

悠久の歴史をテーマにした三国志の話しは、日本にはない壮大さが醍醐味の1つだと思います。

いい意味で空気を読まない環境は、大物が生まれやすい環境なのかもしれませんね。

この記事が参考になれば幸いです。ではでは。

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