一代で成り上がった起業家の成功の秘訣とは

起業して成功した偉人の本の紹介

起業して成功するには、何が大事でしょうか。
今回、起業して大きな成功を収めたい方に向けてオススメの人たちをご紹介します。

この会社のここがすごい!という分析内容は、よく見かけますが
創業時前や、会社が急成長したきっかけについて詳しく書いている本は、意外とあまり多くありません。

そこで、起業した頃の話しや飛躍した部分、また失敗談などに焦点をあてた本を独断で五段階評価しながら、ご紹介します。

30歳で起業してアマゾン創業したジェフ・ベゾス


本のタイトル

ジェフ・ベゾス 果てなき野望-アマゾンを創った無敵の奇才経営者

いまや、世界中で知らない人を探すのが難しいサービス、アマゾンの創業者ジェフ・ベゾスの話しです。

リアルのモノをネットで販売する、一見するととてもシンプルで真似できそうなことですが、
取り扱いはじめた商品の選び方や数あるライバルサイトとどのように差をつけたか、ジェフ・ベゾス本人の仕事の考え方や、発言が随所に書かれている本です。

ジェフ・ベゾスは、こんな事を語っています。

誰かを雇ったら、その人を基準に次はもっと優れた人を雇うようにしているんです。そうすれば、人的資源が全体的によくなってきますからね。
-果てなき野望 -ジェフ・ベゾス

物事を合理的に考える一面ですが、情が入らないため数多くの摩擦も起こります。

生々しい人間関係もしっかり書いてあるからこそ、リアリティのある本だと評価できます。

また、アマゾンはものを買うことができるサービスと思っている人も多いかと思いますが、アマゾンは現在はAWS(アマゾンウェブサービス)と名付けられたクラウド上のシステム的なサービスに力を入れています。

AWSとは、消費者が申し込めば、自動音声で文章を読み上げる機能や、画像認証をする機能、ホームページなどのサーバーを借りて使うことができるネット上のサービスです。

その収益率はとても高く、今やアマゾン全体の収入源の柱にまで成長しています。

物販で成功していた当時から、いち早くネットのサービスに対して目をつけていたかといった考え方も書かれているので、とても面白いです。

現在と違い、有名ではなかったネット通販のサービスをしようとした決断力、将来を見通す眼力の凄さが印象に残りました。

この方におすすめです。

  • 新しいサービスを作ることに興味がある
  • 大きな会社の組織運営について知りたい
  • アマゾンの失敗談に関心がある
  • ジェフベゾスの考え方に興味がある

当時、インターネットでものを販売することがメジャーでない時代、なぜ売ろうと思ったのか。

また、社内の人間関係についても書かれているので、組織運営や失敗談、ジェフベゾス氏の考え方までわかる、おすすめの本です。

内容にボリュームがあり、詳細に書かれているので後からまた読みたくなります。

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読みやすさ ☆☆☆☆

人間関係の記述☆☆☆☆

創業者のマインド☆☆☆☆☆

商品作りプロセス☆☆☆☆

スティーブジョブスの起業内容の公式本

スマホの先駆けとして、iPhoneを生み出したアップル創業者についての本です。

本のタイトル

スティーブジョブス(白い本、黒い本)

ジョブスの感情的な性格を、良い面と悪い面で客観的にまとめられているので、とても読みやすい本です。

文章を書いている作家さんの文章が新聞記者ということもあり、とても読みやすく、物語を読んでいるようでした。

ジョブスの少し変わった行動に関しても記述されており、くだけた部分も細かく書かれています。

印象的なエピソードの1つに、市場調査を否定した話しがあります。

一般的に会社で何かものを作る時、需要があるかどうか調査しますが、iPhoneを販売する時は調査しなかったようです。

理由としては、初めて固定電話が発明されたのは市場のニーズがあったからでなく、本当に欲しいものは消費者はわからないだろう、との考えからです。

気難しく、周囲の人と対立する面がある一方で、先見の明があったエピソードですね。

個人的にジョブスの好きな言葉として、

“Stay hungry, stay foolish”
常に飢えていろ、常にバカであれ。

直訳なのでニュアンスは少し違うかもしれませんが、常に貪欲でいて固定概念を持つな、といったところでしょうか。

大きなことを達成したした人は、何を言ってもその通りと思う発想が、すでに固定概念かもしれませんね笑

ジョブスの本は様々ありますが、公式の伝記本として本人が全面的に認めたと唯一の本だと言われています。

外国特有の文化なのか、割とネガティブなこともさらっと書かれているので人間味があり、親しみやすい内容です。

今までに、世の中に無いものを何かやってみたい、新しいことを何か生み出したい方には必見の内容だと思います。

この方におすすめです。

  • iPhoneやMacが好きな人
  • 業界を超えた仕事に興味がある
  • ジョブスの生い立ちや考えを知りたい
  • ジョブスの失敗に知りたい人

感情的に振る舞うジョブスの性格についての描写や、人間関係も書かれています。

また、難しい技術的なことはほとんど書かれていないので、専門知識がない方にもおすすめです。

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読みやすさ ☆☆☆☆☆

人間関係の記述☆☆☆☆

起業家のマインド☆☆☆☆☆

商品作りプロセス☆☆☆☆

ソフトバンク孫正義氏の起業計画は子供時からだった


本のタイトル

孫正義 起業の若き獅子

日本だけでなく、世界でも活躍している偉大な創業者のひとりソフトバンクの創業者、
孫正義です。

創業してから、2010年くらいまでの内容です。

一代であそこまで大きい会社にした実績は、他に類をみないのでは無いでしょうか。

子供の時から、世界で活躍することを希望していたあまり、高校をアメリカで過ごしたエピソードがあります。

また、孫正義はこんな言葉を残しています。

おれは、二十歳代でなにかの事業を初めて名乗りをあげる。三十歳代で軍資金をためる。一千億円にもなればいいだろう。そして、四十歳代で、一兆円、二兆円を投資できるような、そんなでっかい勝負をかける。

実際にすごいのは、言ったことをほぼ達成していることです。

他の経営者と違い、10代の時から経営者になることを考えていた点から、やりたい事業内容を選んでいるよりも自分の夢を叶えるために事業内容を選択している印象を受けます。

また、創業当時の仕事と現在のの仕事がかなり違うことも、孫正義氏の魅力ではないでしょうか。

卸産業や、通信、エネルギー産業と様々な分野に踏み込んでいます。

緻密なまでに壮大に計画することと、実行力を読んでいるととても簡単そうだと錯覚してしまいます。

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こんな方におすすめです。

  • 幅広い業種にアプローチすることに興味ある
  • 専門職でなく、アイデアで仕事をしてみたい人
  • 大きな仕事に取り組んでみたい
  • アイデアを生む方法に興味ある人

スタートする時には技術も無い、資金も無い、だけどビジネスをしたいと思う方には特にオススメの本です。

日本人によくある、技術が第一ではなく、需要があるかどうかについての先見性についての感性を磨きたい人には、必読の本です。

読みやすさ ☆☆☆☆

人間関係の記述☆☆

起業家のマインド☆☆☆☆☆

商品作りプロセス☆☆☆

こだわりを持ち続けて成功した黒霧島

モノづくりの創業者の話しとして、黒霧島の会社、霧島酒造株式会社に焦点をあてた本です。

本のタイトル

黒霧島物語 宮崎の弱小蔵元が焼酎王者になるまで

この本によると焼酎は戦後、2000年くらいまで麦焼酎の人気が強く、芋焼酎の人気はあまりありませんでした。

それでも信念を曲げずに、芋焼酎を作り続けました。

一代で会社の基盤はできますが、焼酎メーカーとして日本一になったのは2000年以降なので今回のテーマと少しずれます。

しかし、こだわるポイントは創業時から変化していないので、紹介しました。

変化していないエピソードの1つに、二代目と部下がこんなやり取りをしています。

「どうしてそこまで芋にこだわるんですか。」と聞いた。すると、順吉は断言した。
「芋がうまいからだ」と。
-黒霧島物語-

理想として作る分野、品質へのこだわりが九州男児の一面を思わせます。

この本を読んで参考になったのは、信じることに邁進して、世間の流行に安易に乗らないことや品質のためには、新しい設備や技術には、ためらうことなく挑戦する大事さを感じました。

この方におすすめです。

  • 職人気質を信条に、仕事をしたい方
  • こだわりに妥協せずに、取り組みたい
  • 逆境に負けずに、努力することに共感する人

焼酎好きの人や、こだわりのものづくりを追求する人は、興味深い本だと思います。

また、失敗談も書かれているので、読んでいて共感しやすい内容でした。

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読みやすさ ☆☆☆☆

人間関係の記述☆☆☆

起業家のマインド☆☆☆☆

商品作りプロセス☆☆☆☆☆

貿易で起業して成功した高田屋嘉兵衛

最後に、極貧生活から大成功した江戸時代商人の高田屋嘉兵衛をご紹介します。

本のタイトル

豪商列伝 なぜ彼らは一代で成り上がれたのか

どんな人か簡単に紹介すると、

淡路島で生まれ、兵庫津に出て船乗りとなり、後に廻船商人として蝦夷地・箱館(函館)に進出する。

国後島・択捉島間の航路を開拓、漁場運営と廻船業で巨額の財を築き、箱館の発展に貢献する。

wikipediaより-

とあり、作家の司馬遼太郎氏が江戸時代の人と実際に会えるなら、まっさきに会いたいと言った人物です。

当時は、雇われ船長として関西と北海道との間で、魚類を中心に貿易をしていました。

その時に知り合った、栖原角兵衛と言う商人から、こんなことを言われます。

あなたは、必ず大成する人男だ。

ぜひ私と組もうではないか」と言ってくれ、ポンと一千五百両も提供してくれたのである。

-豪商列伝-

現代価値に換算すると、仮に一両を4万円の場合、6千万円を提供してもらったことになります。

江戸時代は金の価値が時期に大きく変動していたので、高田屋嘉兵衛の活躍した時期の価値から一両4万円としました)

この資金を元手にさらに大きくなっていきます。今でいうと、クラウドファンディングのような話しですね。

金額の正確さは、定かではありませんが、人から好意を持たれるエピソードが多々ある人なので、人を惹きつけるカリスマ的なオーラがあったんだと思います。

この方におすすめです。

  • 時代が変わっても、変わらないことを知りたい方
  • 視点を変えて、成功者について考えてみたい
  • 人を動かす人物像に興味ある方

この本は、オムニバス形式で当時、成功した商人達について書かれています。

時代が変わっても変わらない人との信用や、つながりの大事さが改めて考えさせらます。

規模が小さくても大きくなったロマン、歴史好きの方にはオススメです。

読みやすさ ☆☆☆☆

人間関係の記述☆☆

創業者のマインド☆☆☆☆

商品作りプロセス☆☆

起業で成功した要因をまとめてみた

起業した人の考え方や、やり方も様々ですが、
共通している部分としては、

共通点のまとめ

仕事へのエネルギーが半端ない(大迫選手のようです)

新しいことに興味を持つ好奇心

人脈の強さ

特化した技術、こだわり

では、無いでしょうか。

スティーブ・ジョブスは背中に一週間90時間働こうと書かれたTシャツをきていたエピソードもあるように、起業した人のエピソードはブラック起業かどうかの線引きが無意味なくらい、働いたエピソードがゴマンと出てきます。

また、そこまで働くからこそ、魅力的な市場や分野が見えるのかもしれませんね。

さらに仕事で組んだ相手によって、大きく成長したケースや仕事が入ってくるといった事例を、今回のご紹介した本で知ることができました。

技術を持つことも成功要因の1つだと思いますが、
技術は、全て起業した人が持つ人は必要なく、人に頼むスタイルでも成功を収めているケースもあります。

他にも会社の自伝的な本はありますが、会社によってはブランドイメージをあまり下げたくないためなのか、マイナス面をほとんど書かず自慢話しを展開するパターンもあります。

今回ご紹介した本は、それぞれに失敗談も交えながら書かれていたので印象深いと思い、取り上げてみました。

歴史が好きな方は、江戸時代版の記事もあります。

歴史から学ぶ商人が成功し飛躍したきっかけ、偉人の行動の秘密

最後に


いまは、本でなくても、ユーチューブやブログのまとめ記事などで内容を知ることはできます。

しかし、ユーチューブの場合は消えてしまうことがあり、またまとめの内容によっては、

信憑性に欠けることがあります。

(この記事もブログなので、大きく言えませんが笑)

しかし本は、編集者の名前や経歴、会社が記載されているので、ある程度根拠があり、信用しやすいメリットがあります。

もし知りたいと思った方は、よかったら読んでみてください。ではでは

よかったら評価よろしくお願いします。
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