失敗せずに、ビジネスやモチベ、自己啓発系の本を選ぶためにどうすればいいのか
「評判のビジネス本を読んで面白かったけど、後々考えたらあまり印象に残ってない‥」
あなたは、ビジネス本を読んだだけで満足してませんか。
せっかく時間の合間をぬってビジネス本を読んでいるのに、読んだだけで終わるのは私はもったいない話し。
そこで、どのように良いビジネス本やモチベーション系、自己啓発系の本を見つければよいのかを考えてみました。
この記事でのビジネス本の定義は、人や会社を中心について書かれている内容を意味します。
仮想通貨、マーケティングなどの専門書は除外して考えています。
本を書いた人と読む人の気持ちは違う
そもそも論ですが、ビジネス本や自己啓発本を書く人はなぜ出版するか考えてみると、
- 自分orもしくは会社の宣伝
- ファン(信者)を増やす
- 収益のため
- 読む人に真実を伝えたい
気持ちがあります。
一方、ビジネス本を読む人は
- 知らない知識を得たい
- 仕事に生かしたい
- 作者のファン
- なんとなく、暇つぶし
で読みますよね。
つまり本を書く人と読む人の目的は、実は大きなずれがあります。
学校の教科書や専門書なら、理解させたい、理解したいの利害が一致してますからね。
では、どのようにみれば良いビジネス書が見つかるのでしょうか。
私が思う、良いビジネス書の見つけ方を考えてみました。
失敗談の詳しいビジネス本は優秀
「うちの会社は、品質に重視することで大きくなりました」
「私は、根性だけは誰よりもありました」
確かに、成功した人がいうことで説得力のある言葉。
成功した人の発言は、重みがありますよね。
しかし、一般論すぎる話しをベースにした本は、読んだ時にあまりスッキリしません。
一般論をベースにしてしまうと、私は書いている人の宣伝や自慢にしか感じないので。
成功談よりも、むしろ失敗談が多い方が読んでいてためになると思います。
さらに言うと、失敗したことに対して具体的に取り組んだことが書かれているビジネス本の方が
価値があります。
もちろん、書いている人や会社のイメージを損なわないようにしている配慮もあるかと思います。
失敗談をオープンにしているのは、日本よりもアメリカのビジネス本の方かもしれません。
アマゾンの創業者、ジェフベゾスの半生を描いた本、『ジェフ・ベゾス 果てなき野望』では、知ってしまっていいのか、と思えるくらい社内の人間関係について細かく実名で書かれています。
書いた人がどこまで腹を割っているかのポイントとして、失敗談をがっつり書いているかだと、私は思います。
ビジネス本の序章と目次をチェックして選ぶ
序章や目次を見ることで、書いている人が何を伝えたいのか、ざっくり知ることができます。
序章は、本を書いた目的を知ることができ、目次は知りたいことが書いているかチェックすることができます。
序章や目次を見て、建前論や精神論が多いかどうかを、私はビジネス本を買う時は必ず調べるようにしてします。
「継続は力なり」、はとても大事なことです。
基本を疎かにしないことが大事なのも理解できますが、さらに継続する方法について実践したことを詳しく書いているなら、価値はあると思います。
必ずしも売れているビジネス本=良い本ではない
テレビで考えた場合、視聴率というどれだけ人が番組を見ていたのか測る指標がありますよね。
例えば、超大物芸能人の不倫の記者会見の視聴率が50%あった場合、他の番組よりも価値があると言えるでしょうか。
(娯楽を提供するテレビに価値を求めるのは、おかしいかもしれませんが)
本が売れるのは、メディアの努力や本屋さんでの販売場所など、他の本当比べて優遇されているのはよくある話しです。
大事なのは、読んだビジネス本が、あなたにとって心に響くかどうかが大事ではないでしょうか。
本選びはネットでなく、書店で確認する
今の時代、ネットでも買える時代なのでわざわざと思うかもしれませんが、
本屋にいける距離なら、直接目を通して選ぶことで失敗のリスクは、確実に減ります。
飲食店に行った時に、メニュー表の写真では美味しそうでボリュームもありそうなのに、
実際注文したら、「あれ?」「思っていたのと違う」という感覚に近いかもしれませんね。
本のラベルにつけている「◯○さん推薦、とても内容がよかった」も鵜呑みにしすぎると、失敗します。
ただ、本も人と同じで縁というものがあり、
読みたいタイミングの時には、タイトルが目に不思議と入りやすくなります。
そういった出会いを楽しむのも本を選ぶ楽しみでもありますよね。
書き出しの文で相性をチェックして本を選ぶ
学生時代、同じ科目を教えているのに評判の良い先生と悪い先生がいたことはありませんか。
「わかりやすいわ、この先生」という場合と、「話しがよく飛んで、わかりにくいなあ」と経験があった人がいるかと思います。
一方で自分がわかりにくいと思っていても、他の人は「めちゃわかりやすい」と評価する場合もあります。
ビジネス本も同じように、相性があります。書く人は人間ですから。
なので、もし同じような本があってどれにしようか悩んだ場合は、最後は読みやすさで決めるべきです。
図書館を利用して本を選ぶ
一番のリスク回避は、図書館で借りてから決めることです。近くに本屋があるなら、興味のある作者やテーマを読んでから買うのも一つの方法です。
図書館では最新の本は手に入りにくいですが、蔵書はたくさんあるので読みたいビジネス本です。
ビジネス書に興味ある方なら、この記事もおすすめです。
自分の知識不足を疑ってみる
これまでは「本の内容がよくない」と決めつけた上で考えてみましたが、自分の理解力や知識量を高めることも大事だと思います。
私も自分が理解できなかったことで、読んだビジネス本にときめきを感じなかったことは多々あると思います。
人と出会うタイミングも大事なように、ビジネス本と出会うタイミングも大事かもしれませんね。
少しでもビジネス本選びで失敗しないようになればと思い、まとめてみました。
ではでは
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