日商簿記で独学で勉強して3級や2級に合格する方法や対策

日商簿記試験は独学で合格できるのか

簿記の資格は欲しいけど、資格の学校に行くのは高いなあ‥

確かに、簿記2級以上の試験の授業料は、5万円以上かかります。

通うのも大変だし、独学できないのか。

私は簿記2級を習って資格を取得しましたが、独学で簿記の資格を得れるか考えた場合、

簿記の資格は独学で取ることはできると思います。

その理由と、勉強方法について記事をまとめてみました。

簿記試験の合格基準は、100点中、70点以上です。

問題は、仕訳と呼ばれる会計処理と、決算処理をする計算問題がほとんどなので

仕訳の理由や、会計用語を問われる問題はほぼありません。

なので、深い理解がなくても合格することはできるので、私は独学でも簿記の試験は合格できると思います。

簿記は習わないと合格できないよ、と思ってしまうのは、簿記の授業を受けてもらうことが仕事の人達の意見を聞くからです。

簿記の試験は、会計のプロからは難しいと評価されていない

簿記 独学

簿記に対して、難しすぎるイメージを持たないためのコラム的な話しですが、

私は、大学時代に経営学を学んでいたので、公認会計士など会計のプロと接する機会がありました。

その時に感じたのは

  • 簿記1級は、会計のプロへの入り口にすぎない
  • 簿記だけでは、会計の知識が不十分
  • 会計の先生は、簿記の資格をあまりすすめない

など、大学の先生や会計のプロフェッショナルは、簿記試験に対してあまり評価していない印象を受けました。

その理由の1つに、大学の先生や会計のプロが話す会計の理論を理解しなくても、簿記の試験は通るからだと思います。

私が言いたいのは、簿記が価値が低い資格ではなく、難しい試験と先入観を持つべきではない、ということです。

なので、簿記3級や2級は、独学でも決して不可能ではありません。

簿記の教材には投資する

簿記を独学で勉強するには、教材選びは大事です。

独学者にとって、教材は先生を誰にするか選んでいるようなものですからね。

合わないと思ったら、他の教材を買ってみてもいいと思います。

教材を選ぶポイントとしては、

  • できるだけ詳しい解答
  • イラストや図が多い
  • 他と比べて読みやすいか

が、重要です。

個人的におすすめは、教材を一冊仕上げてからあとは、ひたすら過去問10回分くらいでいいと思います。

「え、過去問てもう同じ問題は出ないでしょ?」

と、思うかもしれませんが

形を変えて、また出題されることもよくあります。

あと、簿記を独学する人に注意してほしい点として、最新の教材を手に入れることです。

過去の出題内容から、少し変更される場合もあるので、不安なら直前対策問題集で対策しても良いかもしれませんね。

難しい仕訳は、複数回で覚える

仕訳の内容が難しくて「え、無理」と思った場合はとりあえず飛ばして、次の項目に行くことをおすすめします。

簿記3級の場合、まず最初のつまづきポイントして、月末商品の棚卸し処理だと思います。

売れ残った商品を、翌月、もしくは翌年に繰越す処理が、中々頭に入らず、他の人も苦労していました。

簿記の試験は、仕訳を失敗した場合、最後の決算書で計算がずれてしまうので満点は狙えなくなりますが、

採点する時は部分的に採点するので、難しい所を減らすことより、できることを増やす方が効率的です。

仕訳のわからない部分が多すぎるのも問題ですが、100%を狙いに行くのでなく、85%くらいはわかった感覚で問題ないと思います。

試験は、合格することが目的なんで本当に知りたいなら、合格した後に徹底的に調べたら良いのではないでしょうか。

簿記試験のための独学のデメリットとは

簿記 電卓 デメリット

独学で簿記を勉強することで、習いに行く時間をなくすことができることや

費用を抑えて勉強することの2点だと思います。

独学の最大のデメリットとしては、

  • モチベーションの維持
  • 学習の環境作り
  • 効率をいかにあげるか

だと思います。

自分と向き合えるかどうかですよね、最後は。

なので、いくつか対策をまとめてみました。

モチベーションの維持は人生の目標があるか

簿記に限らず、独学で勉強するのは明確な意思がないと続けることが困難です。

大学時代、独学で勉強して合格した人は、就職試験を直近に控えていたので、モチベーションにつながったケースもあります。

簿記3級の場合は、1ヶ月から3ヶ月継続的に勉強すれば取得できると思いますが、

簿記3級の場合は半年前後、人によっては一年かかるかもしれません。

そのモチベーションを維持するだけの、理由がないと簿記試験の独学は難しいと私は思います。

簿記の独学は、自宅でできるか

簿記の試験は、電卓を使うので図書館などでは勉強しにくい資格です。

他の資格と違い、音が耳につくので簿記のことを知らない人からすると、

「なんで、図書館で電卓叩いているんだよ」と不快に思う人がいるかもしれません。

なので、自宅で決めた日程通りに勉強する環境を作ることが必要です。

学習効率あげるために調べる根気があるか

わからないことを、必要なレベルまで調べるだけの根気は必要です。

難しい問題があった時、停滞するのを回避できるかは、とても大事だと思います。

今はネットやYoutube動画でも、簿記の解説に関する記事などがあるので、いい時代ですよね。

独学で合格することは、習いに行って合格する以上の価値があります。

だって、大人になれば知らないと困ることは自分で調べる必要な時がたくさんあるもの。

独学で簿記の試験に合格することは、あなたの人生の成功体験の1つになるので、やってみようと思った方は、ぜひチャレンジしてみてください。

関連記事:簿記を学ぶメリットや難易度について

ではでは

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